【大阪府大阪市】令和最初の大晦日に昭和な雰囲気を味わう① 阪和商店街&元町銀座街

令和最初の大晦日と元日。

日頃の運動不足解消のため、2万歩を目標に実家のある南河内から大阪市内に繰り出してみました。まずは大晦日。阿部野橋からスタート。日本一高いあべのハルカスがそびえたちます。私が大阪に住んでいたのが、2000年頭位までなので、当時の阿部野橋の雰囲気と全く違うことに驚くばかりです。

が、しかし・・・。

近未来的になった阿部野橋にはいまだにド昭和な空間が残ります。

JR天王寺駅の北側、天王寺駅前商店街とその裏にある阪和商店街です。

多方面のブログ等で紹介されているので今更感はありますが、少なくとも私が大学受験を控え模試を天王寺にある予備校に受けに来ていた25年以上前から何も変わっていません。

阪和商店街(映画やドラマのセットじゃないよ)

菓子問屋さん。空箱?と花火の旗が年中掲げられているのが何とも言えません。


公衆トイレの書体もド昭和です。


阿部野橋=天王寺と言えば天王寺動物園に、最近ではてんしばなど家族連れでもにぎわう街ですが、忘れてならないのが「偽大阪城」。アングルによっては通天閣と一緒に撮れる「映えるスポット」です。

そんな阿部野橋界隈を後に、続いては大阪に生まれ18年前まで住んでいたにも関わらず、本当にほとんど用事がなかったエリアに行ってみようと、大阪環状線に乗り玉造駅で下車。

駅の西側は大阪でも有数の文教エリアですが、駅前には私好みのレトロなアーケードがお出迎え。

庶民的なコインランドリーも昭和感満点。ガラスにフラワーステッカーがポイントです。ちなみにサンヨーの書体が三洋電機そのものですが、直営なのか、直営だったのかは不明です。

続いて、Googleマップを頼りに元町銀座街へ。

もはや倒壊?寸前なアーケードサインと、仕方なく全開になっている屋根がそそられます。


完成当時や客でにぎわっていた頃を想像すると何だか切なくもなる雰囲気です。

元町銀座街のある大阪市中央区中道地区には、昭和のある時点で停まったかのような商店を見かけます。写真左上のコカコーラの1960年代~70年代にかけての看板がそれを物語ります。


喫茶店のディスプレイも1985年(昭和60年)。

バース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発の阪神日本一当時をいまだに祝しています。


商店会の「會」の字にもそれを感じます。

【訪れた場所】

大阪市天王寺区、中央区

【アクセス】

JR各線、地下鉄谷町線、御堂筋線 天王寺駅 近鉄 阿部野橋駅

JR大阪環状線 玉造駅 地下鉄長堀鶴見緑地線 玉造駅

2019.12月訪問

オノエマチカドー

旅や出張は訪れる地のトレンドを知る絶好の機会です。一方で、かつて栄えた中心市街地や商店街、旧街道などを訪ねると、どこか懐かしい時空を超えた不思議な出会いがあります。オノエマチカドーは「新しいを追う」のではなく、街角で見つけた「昭和」や「平成前半」など古き匂いがするモノ・空間を真空パックしお届けするブログです。