【大阪市北区】梅田の隣 中津商店街でタイムスリップ

30年以上も前の話。祖父母が阪急服部(現在の服部天神駅)に住んでいました。宝塚線に乗り、梅田の阪急百貨店によく連れて行ってもらったことを思い出します。そんな梅田のひとつ手前に阪急中津駅があります。当時から寂しい感じのする駅で降りたことは一度もありませんでした。今回「始発駅の次の駅=昭和の匂い確率が高い」という仮説を持って散策しました。

全国的にもブランド力のある阪急。梅田の次の駅は駅ナカにママチャリが停まるド昭和空間。東急なら渋谷の次は代官山。えらい違いです。

昼間に訪問したのですが人があまりいません。白雪の看板を見ると在りし日の西宮球場を思い出します。

シーン

駅から少し歩くと中津商店街があります。最近私の中で薄暗いアーケード街がパワースポットになりつつあります。

ふれあいショピング?
へんてこカタカナに昭和の匂い探知センサーが反応します。曜日の曜が日玉といった現在あまり使わない略字もポイントです。
八百屋っぽいお菓子の陳列。小売もしている古い駄菓子卸店によく見られる雰囲気です。
屋根が風でバタバタと音を立て揺れます。
昭和33年に登場した日本初の缶ビール  アサヒゴールド(1970年頃終売)。看板から歴史を読み解くと昭和3〜40年代の商店街の雰囲気が真空パックされていることがわかります。
マックスファクターも終売となった過去のブランドです。ハイシーAは昭和41年登場。昭和55年にハイシーSという商品が登場しているので、いつ頃主力だったか容易に想像がつきます。
そのままドラマのロケに使えそう。
香ばしい
その他中津商店街界隈で出会ったモノ・空間

【訪れた場所】
大阪市北区
【アクセス】
阪急宝塚線、神戸線  中津駅

2017.10 訪問

オノエマチカドー

旅や出張は訪れる地のトレンドを知る絶好の機会です。一方で、かつて栄えた中心市街地や商店街、旧街道などを訪ねると、どこか懐かしい時空を超えた不思議な出会いがあります。オノエマチカドーは「新しいを追う」のではなく、街角で見つけた「昭和」や「平成前半」など古き匂いがするモノ・空間を真空パックしお届けするブログです。