【岩手県盛岡市】鉈屋町界隈 ハイミーはハイ・ミーだった

ビジネスホテルに泊まり無料の健康朝食を不健康にも早食いで頂き「目標2時間でどんな昭和の匂いと出会えるかなー?」と考え、競歩選手並みのスピードで街を散策してみました。
清らかな朝の北上川。

岩手銀行赤レンガ館(旧岩手銀行本店)辰野金吾の作品だけあって雰囲気がどこか東京駅と似ています。盛岡はレトロな建造物が多いきれいな街です。
中心市街地に足を運びます。朝が早いのでサンビルデパートもオープンしていません。「お買い物センター」ではなく「お買い物のセンター」なのですね。出直して来ます。
桜山神社前に広がる商店群。
茶の間とホンマ   韻を踏む
カメヤマローソクのベンチ  神社にはよく似合います。
少し足を伸ばし鉈屋町(なたやちょう)界隈にやって来ました。現地の案内板によると、この界隈は江戸から明治時代にかけて北上川舟運の起点であり、奥州、宮古、遠野街道の城下玄関口として栄えた所で、明治時代に盛岡駅が開業し徐々に住居化し現在は景観保全地区になっているようです。
奥州街道沿いの雰囲気。車が来ない瞬間を狙って撮りました。頻繁に車が来るのでご注意下さい。
もりおか町家博物館の中には懐かしいブランド、懐かしいホーロー看板が飾られています。この界隈に掲げられていたものでしょうか。
盛岡の電話番号早見表。昭和11年当時のモノのようです。
香ばしいレトロ自販機。
1970年代のファンタのホーロー看板でしょうか。Drinkの書き方で概ね時代がわかるそうです。今は亡きマルフクの晩年の看板も。
ハイ・ミーのステッカー。ハイ・ミーは1962年発売で、1979年から・を取りハイミーにブランド名が変更になったそう。手早くおいしいだしを複合調味料なら作れる!強い意気込みに時代を感じます。
鉈屋町を後にし盛岡駅方面に戻りながら散策を続けます。途中「うわーホットスパーだ!まだあったのか〜!」と興奮。でもよーく見るとHOT STAR。 ホットスパーだったものをPをTに替えて営業を継続しているのでしょうか。それとも…。
タクシーの車庫もレトロな物が多いカテゴリーと言えます。
クリーニングセンターに
フルーツセンター。盛岡は先述のサンビルや既になくなったバスセンターをはじめセンターだらけだ。何の根拠もありません。
その他、盛岡で出会ったモノ・空間。

【訪れた場所】
岩手県盛岡市
【アクセス】
東北新幹線   JR東北本線他各線  盛岡駅

2017.12訪問

オノエマチカドー

旅や出張は訪れる地のトレンドを知る絶好の機会です。一方で、かつて栄えた中心市街地や商店街、旧街道などを訪ねると、どこか懐かしい時空を超えた不思議な出会いがあります。オノエマチカドーは「新しいを追う」のではなく、街角で見つけた「昭和」や「平成前半」など古き匂いがするモノ・空間を真空パックしお届けするブログです。